葉酸欠乏症

葉酸欠乏症とは、体内の葉酸が不足することで起こる様々な症状の
ことを指すそうです。

症状の代表的なものは悪性貧血なんですって。赤血球に異常を起こし、
立ちくらみ、めまい、息切れ、頭痛などの症状が起きるそうです。
症状的には普通の貧血とあまり変わらないようですね。

葉酸が欠乏してしまう理由は、葉酸の消費量が増えたか、葉酸の
摂取量が少ないかのどちらかといえるそうです。消費量が増える主な
理由が妊娠であるため、葉酸は妊婦さんだけが摂取すればよいように
感じますが、アルコールの大量摂取などでも欠乏することがあるそうなので、
葉酸欠乏症を防ぐためにも、妊婦さん以外でも積極的に摂取した方が
よいそうです。

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葉酸欠乏 認知症

最近、葉酸とビタミンＢ１２が欠乏すると、認知症の発症リスクが高まることが
わかってきたそうです。葉酸は細胞の生成に深く関わっている栄養素なので、
脳の神経細胞の生成にも影響が出てしまうということなんでしょうね。

認知症にも色々なタイプがあり、葉酸の欠乏とは関係のない認知症もありますので、
葉酸の摂取さえ正しく行っていれば、認知症を防ぐことができるという訳では
ありませんが、ぜひ摂取しておきたい栄養素だと言えるんですって。

最近の研究では、若年性アルツハイマーにも葉酸の欠乏が関係しているのでは
ないかと言われているそうです。ですから高齢になり、認知症が気になり始めてから
ようやく葉酸を摂取するのではなく、ある程度若いうちから継続的に摂取しておくと
いいみたいですね。

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葉酸欠乏 神経症状

葉酸が欠乏すると、神経管閉鎖障害という先天性疾患の危険性が
高まるそうです。

神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄の元になる「神経管」という
管状の細胞の一部が塞がり、脳や脊髄が正しく成長できなくなる
疾患なんだそうです。この障害があると、一生涯治療やリハビリが
必要になってしまうんですって。

障害の現れ方は、神経管のどの部分が塞がったによって
二分脊椎症と無脳症という２つの症状が現れるそうです。

二分脊椎症は神経管の下部が塞がることで発症し、脊髄や脊柱が
正常に作られずに一部が分断されるため、脳からの指令が体の下側に
伝達されなくなります。このため下半身の神経が麻痺して歩行障害や
運動障害が起こるほか、膀胱や直腸などを動かす筋肉が麻痺して
排尿・排便障害、性機能障害などの症状が現れるそうです。
また一概に下部と言っても、脊髄がどこで分断されたかによって症状が
変わるので、どのような障害が現れるのかは、赤ちゃんが生まれるまで
わからないそうです。

無脳症は神経管の上部が塞がることで発症し、神経管から脳が
正常に作られず、成長しても脳の大部分が欠損した状態に
なるそうです。
脳以外には異常がない場合が多く、胎児期は成長を続けますが、
脳が形成されないので、最終的には流産や死産となるそうです。

非常に怖い病気なので、このようなリスクを軽減できる葉酸は、
やはり不足させてはいけませんね。

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